フェラーリ「モンツァ」は復刻版166MMバルケッタだった

https://www.ferrari.com/ja-JP/history/garage/2018/ferrari-monza-sp2

イタリアの老舗高級自動車ブランドであるフェラーリがフェラーリモンツァSP1/SP2を公開しました。

ルーフを設けないヒストリックカーのような容姿からは想像できない程のハイスペックマシンであり、究極のネオクラシックを体現しています。

フェラーリは1名乗車のSP1と2名乗車のSP2を同時に発表し、合計で500台未満の限定数の発売となります。

出典: Ferrari
スポンサーリンク

美しい曲線と曲面

モンツァのデザインは往年のピニンファリーナではなく、フェラーリ・スタイリング・センターが請け負っています。

スタイリングセンターのデザインはラ・フェラーリやポルトフィーノを見ると複雑な造形が多用されている印象がありますが、このモンツァはそれらとは全く異なります。

シンプルなラインと絶妙に湾曲している曲面のコンビは古き良き時代のフェラーリにタイムスリップしたかのようなデザインです。

しかし、灯火類やリップ周りの造形は極めて現代的であり、上手く時代を融合させています。

812 Superfast直系のエンジン

モンツァにはフェラーリ史上最高の6.5L V型12気筒エンジンが搭載されています。

これは812 Superfastに搭載されていたエンジンをベースにモンツァ用に最適化が図られたモデルです。

810psを発生し、0-100km/h加速はわずか2.9秒というオープンモデルでは驚異的なパフォーマンスを誇ります。

フェラーリのネオクラシック”Icona”

イコーナ(Icona)は歴史に名を遺したフェラーリの名作をモチーフに、現代の美意識に基づいて復刻させるプロジェクトコンセプトです。

フェラーリはこのモンツァをイコーナの最初の1台に設定しました。

モンツァはかつてバルケッタと呼ばれたフェラーリ166MMをモチーフとしています。

フェラーリ バルケッタ

出典:1zoom

バルケッタはイタリア語で小さなスピードボートを意味し、フェラーリではルーフがなく、小さなフロントウィンドウのみ設けられたモデルを指します。

20世紀中期、ル・マンやスパフランコルシャン24時間レースで優勝したフェラーリ 166もそのバルケッタの1台です。

そしてこの166が今回のモンツァのモチーフとなっています。

今回発足した新たなコンセプトであるIconaシリーズからは今後も目が離せません。

合わせて読みたい!

タイトルとURLをコピーしました