【車×自転車】自動車ブランドが生み出したスペシャルコラボバイク15選

量販店の車ブランド自転車には要注意！

街中を走る自転車にフェラーリやランボルギーニなど、自動車ブランドのロゴが入った自転車を見たことある方も多いのではないでしょうか。

また、自転車量販店やホームセンターなどに行くと数台はそのような自転車を見かけます。

さらに、比較的安価で販売されていることが多いです。

フェラーリやランボルギーニは、自動車業界では言わずと知れた老舗であり、最前線を牽引する高級自動車ブランドです。

したがって、それらのロゴが入った自転車は嘸かし良いのだろうと思い購入する方もいらっしゃいます。

しかし、そのような自転車はブランドロゴのライセンスを取得しただけであり、自転車のスペック自体は値段相応の量産車と変わらない、もしくはそれ以下のものがほとんどです。

中には無断でブランドロゴを使用している粗悪な車両も存在します。

したがって、量販店に陳列されているような自動車ブランドのロゴ付き自転車の購入はおすすめしません。

自動車ブランドと自転車ブランドがコラボした本格的な自転車も存在する？

一方、有名自転車ブランドと自動車ブランドがコラボした本格的な自転車も存在することはご存じでしょうか。

機会は少ないですし、ほとんどが限定数の販売のためその情報は広く出回りませんが、スペシャルな自転車が販売されていることは事実です。

餅は餅屋というように、自転車は自転車屋が作った方が高品質であることは間違いありません。

今回はそんな自転車ブランドが手掛けた自動車ブランドとの高品質なコラボ自転車をご紹介します。

車×自転車 コラボ自転車

フェラーリ×Bianchi

出典：Bianchi Bike Store

イタリアの老舗高級自動車ブランドとイタリアの自転車ブランドとのコラボロードバイクです。

モデル名はSF-01であり、フェラーリのレーシング部門であるスクーデリアフェラーリの名に由来しています。

カラーはROSSO CORSA（赤）とNERO SETOSO（黒）の2種類の展開ですが、いずれも実際にフェラーリの塗装に使用されるもの使っており、その本気度が覗えます。

フェラーリ×COLNAGO

出典：COLNAGO

上記のBianchとコラボするまでフェラーリは同じくイタリアの自転車ブランドであるコルナゴとのスペシャルモデルを多く展開していました。

コラボの歴史は1986年からはじまり、C35というフェラーリ35周年を記念するモデルを発表したことを契機に、長年に亘ってコラボを続けました。

その最終モデルがCF-10です。

ダウンチューブにはCOLNAGO for Ferrariと大きく刻まれているのが特徴的です。

マセラティ×CIPPOLINI

出典：Cycling WEEKLY

イタリアの高級自動車ブランドとイタリアの高級自転車ブランドとのコラボロードバイクです。

CIPPOLINIのオールラウンドロードバイクのBONDをベースにマセラティカラーで塗装され、伝統のトライデントマークが刻まれました。

このスペシャルモデルは一般販売はされず、チャリティーオークションに出品されました。

ランボルギーニ×BMC

出典：Uncrate

イタリアのスーパーカーブランドとスイスの有名自転車メーカーがコラボしたスペシャルバイクです。

BMCのフラッグシップであるimpecをベースにランボルギーニのカラーリングが施されたロードバイクです。

元々impecはデザインに多角形を多用しており、特にラグの部分は他に類を見ない独創的なデザインになっています。

このデザインは、ランボルギーニのカーデザインと共通するものを持ち合わせ、ランボルギーニカラーのこのスペシャルバイクは、ランボルギーニの名に恥じないモデルです。

ランボルギーニ×Cervelo

出典：City Bikes

イタリアのランボルギーニとカナダの自転車ブランドのコラボレーションモデルです。

Cervelo史上最速と言われるトライアスロンバイクP5Xをベースにこのモデルは作られています。

ランボルギーニのデザインスタジオであるCentro Stileでデザインが施され、ランボルギーニのデザイン哲学の1つであるY字が各所にあしらわれています。

アストンマーチン×FACTOR

出典：HisPotion

007のボンドカーとして有名なイギリスのアストンマーチンと同じくイギリスの自転車ブランドのコラボモデルです。

このOne-77 CycleはアストンマーチンのOne-77をモチーフにFACTORが生んだ最もテクニカルなロードバイクです。

フレームが左右に分かれ、センターに空洞を生んでいるデザインやハンドルと一体型のモニター、シートポストに埋め込まれたLEDなど、各所に独創的なデザインが採用されています。

アストンマーチン×STORCK

出典；Storckworld

アストンマーチンとドイツの高級自転車メーカーのコラボバイクです。

このスペシャルモデルは、自転車STORCKのフラッグシップであるFASCENARIO-3の究極の進化版とメーカーが謳っています。

カラーリングも特徴的であり、光の当たり具合で色が変化する特殊な塗装が施されています。

ジャガー×PINARELLO

出典：PINARELLO JAPAN

イギリスの老舗自動車ブランドであるジャガーとイタリアの自転車ブランドが共同開発したモデルがDOGMA K8-Sです。

PINARELLOのフラッグシップであるF8にDSSと呼ばれるオリジナルのサスペンション機構を装着し、石畳などの荒れた路面での性能向上が図られています。

もちろん、この技術はジャガーとの共同開発であり、自動車業界で培った技術が大いに活かされています。

マクラーレン×SPECIALIZED

出典：SPECIALIZED

イギリスの名門レーシングチームであり、スーパーカーブランドのマクラーレンとアメリカの自転車メーカーとのスペシャルモデルです。

マクラーレンのF1参戦50周年の記念車として発売されました。

SPECIALIZEDの最高峰グレードにのみ冠されるS-WORKの手掛けたRoubaixがベースとなっています。

そこにマクラーレンのテーマカラーであるパパイヤオレンジの塗装が施されました。

メルセデスベンツ×ARGON18

出典：Argon 18

ドイツの名門自動車ブランドとカナダの自転車ブランドのコラボバイクです。

ARGON1のエンデュランスモデルであるKRYPTON GFをベースにメルセデスのデザイン哲学を盛り込んだモデルです。

モデル名のSILVER47の47はシルバーの原子番号を表し、シルバーアローと呼ばれ続けるメルセデスのF1マシンを彷彿とさせます。

メルセデスベンツ×SCOTT

出典：cyclowired

メルセデスベンツF1チームとスイスの名門自転車ブランドが共同で開発したスペシャルモデルです。

F1で培った空気力学をこのFOIL TEAM ISSUEに結集させ究極のエアロロードバイクを誕生させました。

特に、一体型のシートステーの処理はレーシングカーそのものです。

メルセデスAMG×ROTWILD

出典：ROTWILD Online Shop

メルセデスのスポーツ部門であるAMGとドイツのマウンテンバイクメーカーがコラボしたロードバイクです。

AMG GTの最高グレードであるGTRのイメージカラーであるグリーンがあしらわれ、”Beast of the Green Hell”と名づけられました。

価格の€7,109はAMG GTRがニュルブルクリンクのノルドシュライフェで叩き出した7分10秒09にちなんでいる。

番外編

ここでは番外編として、自転車ブランドとのコラボモデルではなく、自動車ブランドが手掛けた本気の自転車たちをご紹介します。

アウディ

出典：Audi Collection

ドイツの老舗アウディのレーシング部門であるAudi Sportが生み出したスペシャルバイクです。

レーシングカーに採用されるカーボンを使用し、サドルはAudi R8のシートと同じ素材が使用されています。

まさにアウディのDNAが流れた究極のロードバイクと言えるでしょう。

ケータハム

出典：BikeWar

セブンで有名なイギリスのケータハムが生み出したロードバイクです。

トップチューブとシートチューブが交差する部分の造形はとても美しく、曲線と直線でメリハリのあるデザインはセブンのボディを彷彿とさせます。

また、カラーリングはF1マシンと同様の工程を経ており、その本気度が覗えます。

レクサス

出典：Lexus Europe

レクサスの上位グレードであるFスポーツの名称がつけられたロードバイクです。

一流ロードバイクブランドのOEMを担うメーカーが設計したフレームが採用され、レクサスカラーに塗装されました。

まとめ

いかがでしたか。

量販店で販売されている数万円の自動車ブランド自転車とは別格の自転車ばかりだったと思います。

一般的な自動車ロゴバイクはおすすめしませんが、今回ご紹介したようなリミテッドモデルは、誰もが羨む極上の自転車です。

また、意外にも自転車ブランドは自動車で培った技術を必要としており、特にサスペンションや空力面でその例が挙がります。

自動車、自転車共に技術が進歩していく中で今後どのような革新的な自転車が生まれるのか注目です。

以上、自動車ブランドと自転車ブランドのコラボバイクのご紹介でした！