【革靴履きおろし】プレメンテナンスのやり方を徹底解説!

新品の革靴そのまま履いていませんか。

革靴は履きおろす前に“プレメンテナンス”と呼ばれるいくつかの施工をすることで革靴に様々なメリットをもたらします。

今回はそのプレメンテナンスのやり方をわかりやすくご紹介していきます。

これから新しい革靴を履きおろす方や新品の革靴を購入予定の方は是非本記事を参考にしてください!

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プレメンテナンスのメリット

プレメンテナンスが革靴にもたらすメリットは以下のとおりです。

・革靴が足に馴染みやすくなる
・革靴の寿命を延ばす
・革靴を傷から守る

プレメンテナンスで革靴を保湿し油分を補うことで革を柔らかくし、足に馴染みやすくなります。

特に、新品の革靴は革が固く足型に馴染むまでは十分なフィット感を得られません。

また、硬い革を無理やり曲げようとすると不格好なシワが発生したり、ひび割れの原因にもなります。

プレメンテナンスをすれば、こうしたトラブルも防ぐことができます。

加えて、養分を補給するので革を乾燥から守り革靴の寿命を延ばすことができます。

革靴は何年も長く履くことで味が出てくるものですから、これはうれしい効果です。

さらに、傷の付きやすいつま先やかかとはワックスでコーティングするため、革表面にできる擦り傷を防ぐ効果もあります。

このように、プレメンテナンスにはメリットが多々あります。

したがって、新品の革靴を履きおろす際は必ず施工されることをおすすめします!

プレメンテナンスで用意するもの

・リムーバー
・デリケートクリーム
・靴クリーム
・鏡面磨きワックス
・豚毛ブラシ
・馬毛ブラシ
・いらない布
・ネル生地

プレメンテナンス方法

今回は新品のジョセフ・チーニーのフェンチャーチに施工していきます。

まずは靴紐を取っていきます。

これは羽根の後ろのタンまでプレメンテナンスの施工をするためです。

革靴についたゴミやホコリを除去するため、全体を馬毛ブラシでブラッシングしていきます。

この際、コバの周りはホコリがたまりやすいので入念にブラッシングしてください。

次いでリムーバーで革についたワックスやクリームを除去していきます。

革靴は新品状態であっても、出荷段階でクリームやワックスが塗られていることが多々あります。

拭いていくとこんなにも汚れや古くなったクリームが取れました。

新品と言えど、リムービングは必須作業であることは上記の画像からもご理解いただけるかと思います。

次にデリケートクリームで革を保湿していきます。

保湿が終わったら、靴クリームを塗っていきます。

この際、ペネトレイトブラシを使用して塗布せず、指で直接塗り込むのは体温でクリームを浸透しやすくするためです。

指が汚れてはいけない方以外は、この方法をおすすめします。

全体の塗布が終わり、浸透するまで数分放置したら豚毛ブラシでブラッシングしていきます。

豚毛の次に馬毛でブラッシングしていきます。

硬い毛から柔らかい毛でブラッシングしていくことでより光沢感が出ます。

余裕のある方は馬毛の後に山羊毛でブラッシングするとさらに質感が高まります。

ブラッシングまで完了したフェンチャーチがこちらです。

写真では伝わりにくいですが、光沢が出てしっとりとした革質になりました。

次いでトゥ・ダウンサイド・ヒールカップにワックスで鏡面磨きを施します。

鏡面磨きは見た目を良くするという効果もありますが、革靴を傷から守る効果もあるのでプレメンテナンスの際は欠かせない作業の1つです。

鏡面磨きを終え、施工がすべて完了したのが上の画像です。

鏡面磨きを施した部分と靴クリームを塗った部分とでコントラストが生まれ立体感が増しました。

まとめ

いかがでしたか。

新品の革靴は履きおろす前にプレメンテナンスを行うことで様々なメリットがあることが分かりました。

施工の手間はかかりますが、大切なパートナーですのでプレメンテナンスは欠かさずやっていただくことをおすすめします。

はじめは面倒に感じるかもしれませんが、やっていくうちに楽しくなり、革靴に愛着も湧きます。

当サイトではデイリーケアの靴磨きの方法もご紹介していますのでそちらも参考にしてください。

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以上、革靴のプレメンテナンスのやり方のご紹介でした!

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